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ハサミだけでつくれるロボット「パイプロイド」

糊も使わず、紙パイプを切って組み合わせるだけでできあがる「パイプロイド」。意外にも、男性よりも大人の女性に人気が高いというこの工作キットは、京都の株式会社コトが企画・開発を行っている。

株式会社コトは、「枯れた技術の水平思考」という独自の哲学で知られる、故・横井軍平氏が任天堂から独立し、1996年に設立した企業。“世の中を楽しくする会社”を目指し、これまでに各種ゲームソフト開発から、エンタテインメント分野の企画力を活かし、大手通信教育会社向けの電子教育機器のソフトウェア・ハードウェアの開発・設計などを行ってきた。そんな彼らが10年程前に「ブロックのように、組み合わせるだけで楽しめるオモチャを日本の文化でもある紙を使ってつくりたい」と、チラシや折り紙から紙パイプをつくる「ひねもすキット」を開発。その数年後、当時社員だったデザイナーの角田崇氏によって、この「パイプロイド」が誕生した。
角田氏は大のロボット好きで、当初は紙パイプで既存のキャラクターを作っていたが、最終的に出来上がったのは紙パイプの特性を活かしたオリジナルのキュートなロボット。安全で、且つ、簡単につくれるシンプルな工程と愛らしいビジュアルから、パイプロイドは発売後、瞬く間に話題となり、2007年には応募総数約3,000点もの作品の中から、初のグッドデザイン賞(商品デザイン部門)を受賞。2013年にはパイプロイドから派生したパイプアニマルズが「生活領域・もの部門」で、コトとして2度目のグッドデザイン賞を受賞し、現在ではロボットだけでなく、動物や昆虫など、30種類以上を展開している。
今後も子供たちの創造力を高めるために、パイプロイドでいろいろな可能性に挑戦してみたい、というコト。大人にとっては、忘れかけていたものづくりのドキドキを思い出させてくれる小さな出会いになるかもしれない。
「PIPEROID CHARACTERS」(パイプロイド キャラクターズ)
822円(税込) ミライスト・カフェ内ショップにて取扱中